PR 旅行

時間かけて見るべし!9/11メモリアル&ミュージアム【見どころ&所要時間など】

2023年5月22日

こんにちは、マユミです。

9/11メモリアル&ミュージアムに、行こうか考えている。

と、いう方に向けています。

先日ニューヨークの、9/11メモリアル&ミュージアムに行ってきました。

これが想像以上にすばらしく、大満足。

時間をとってじっくり見る価値あるなと。

実際、私は5時間ほど滞在しましたが、正直まだまだ見たかったです。

この記事では、9/11メモリアル&ミュージアムの「見どころ・所要時間」などを、実体験ベースで紹介します。

これからミュージアムへ行く方の、参考になれば幸いです!

9/11メモリアル&ミュージアム【見どころ】

大きくわけて4パート

9/11メモリアル&ミュージアムは、ワールドトレードセンターのツインタワー、北タワーと南タワーの跡地にあります。

地上がメモリアル、その地下がミュージアムの展示室です。

見どころは大きく分けて4パート。

  • ビル崩壊後に残った物の展示
  • メイン展示①:歴史展
  • メイン展示②:追悼展
  • メモリアル(屋外の2つのプール)
まずミュージアム建物内の展示①〜③をみて、最後に外のメモリアル④をみるのがおすすめです。

ちなみに、メモリアルの北プールの真下が歴史展、南プールの真下が追悼展となっています。

よくできた設計ですよね。

ビル崩壊後に残った物の展示

内容

建物のパーツ、階段、壁、消防車など

1階の入り口から、地下のメインの展示室にいくまでの間(コンコース)に展示されています。

最後の柱や、避難に使われた階段など、ツインタワービルが崩壊する中で残ったものを、見ることができます。

時間に余裕のない方
ここで時間たくさんとってしまうと、メインの展示に当てる時間が少なくなるので、時間配分にご注意を!

メイン展示①:歴史展

内容

  • 1993年の爆弾事件
  • 2001年の9/11の事件
  • 〜2011年のビンラディン殺害

9/11同時多発テロの歴史が、時系列に展示されています。

ここの展示が、一番ボリュームあります。

見るのに時間がかかりますが、その分学びも多いです。

写真や映像のほかに、ビルから降ってきた書類、テロリストの捨てた搭乗券、行方不明人のポスターなど、細かい展示物も充実しています。

また、残された貴重な音源も公開されており、たとえば、留守電に残ったメッセージ、テロリストの機内アナウンスなども聞くことができます。

1993年と2001年の事件の関係性や、9/11に向けてどのように準備してきたかなど、テロリスト関連の展示も大変興味深かったです。

もしかすると、ところどころ涙を流すかもしれません。

展示室内のあちこちにテイッシュボックスが設置されているので、それで涙をぬぐいましょう。

メイン展示②:追悼展

内容

  • 亡くなった方の写真、プロフィール
  • 家族、または友人や同僚からの思い出のメッセージ

犠牲者の方の栄誉をたたえ、思い出と悲しみを共有する、追悼の展示です。

犠牲になった1人1人の方がどんな方だったのか、わずかながらに知ることができます。

ベンチがある部屋に、家族(友人・同僚)のメッセージが映像と音声で流れているので、座ってゆっくり聞いてみるとよいかと思います。

時間的に全て聞くのはむずかしいですが、時間があれば、もっと聞いていたかったですね。

メモリアル(屋外の2つのプール)

内容

  • 2つのプール
  • 刻まれた名前
  • 生き残った木(The Survivor Tree)

北タワーと南タワーの跡地に建てられた、屋外にある大きな2つのプールが、メモリアル(記念碑)です。

1993年の爆弾事件と、2001年の9/11の事件で犠牲になった方の名前が刻まれています。

名前は、フライト、場所、所属でまとまってるので、先にグループ名を探すと名前が見つけやすいです。

メモリアルは、ミュージアムを見たあとに訪れるのがおすすめです。

展示をみたあとであれば、刻まれた名前をみたときの感じ方が、ちがってくるかと思います。

とくにフライトアテンダント、消防士や警察官、Flight93の乗客の方などは、ミュージアムの展示を通して、まるで知ってる人のような感覚になりましたね。

ちなみに、メモリアルのデザインの題名は「Reflecting Absence」(不在の反映)です。

ぜひ最後に訪れてみてください。

※屋外のメモリアルは無料です。

その他

その他の施設

  • ギフトショップ
  • カフェ(2階)
  • ギャラリー

ギフトショップには、「The Survivor Tree」をモチーフにしたお土産があり、希望が感じられてステキでした。

ただ、展示を見たあとは胸がいっぱいで、お買い物気分にはなれなかったです..

ギャラリーでは、ワールドトレードセンターをテーマにしたアート作品が飾られています。

また、特設展をやってたりもするので、時間があればチェックしてみてください。

9/11メモリアル&ミュージアム【訪問を計画する】

所要時間&営業時間

所要時間

オススメじっくり見る4〜6時間くらい
サッと流し見する1〜2時間くらい

※私の体験ベースです。

説明を読み、音声を聞き、映像を見ながら回るなら、少なくとも4時間以上かかります。

半日ほどスケジュールを空けておくとよいと思います。

私は5時間ほど居ましたが、あと1時間くらいほしかったです。

もし、展示を軽くサッと流し見するだけでよければ、1〜2時間くらいで回れます。

じっくり見るのに時間がかかるのは、敷地が広いからでなく、情報が濃いのです。

営業時間

水曜〜月曜午前9時〜午後7時
※屋外のメモリアルは、午後8時まで
火曜休み

※上記の営業時間は、2023年5月現在のものです。

最新の情報は、公式サイトでチェックしてください。

ミュージアムの場所&近くの観光

9/11メモリアル&ミュージアムは、ロウアーマンハッタンに位置します。

なので合わせ観光するなら、

  • ウォール街(牛の銅像、証券取引所など)
  • ワンワールド展望台

が、近くてサクッと見れるのでおすすめです。

自由の女神のフェリー乗り場からも近いので、もしかすると、

「午前中に自由の女神&エリス島観光して、午後から9/11メモリアル&ミュージアム」

といったプランを、考えてる人がいるかもしれません。

ですが、私はおすすめしません。

超かけ足で回ることになるので、めちゃくちゃ忙しいと思います。

9/11ミュージアムも移民ミュージアム(エリス島)も、両方すごく充実しているので、流してサーっと見るのはもったいないです。

まあ、自由の女神のみでエリス島に行かないとかなら、話は別ですが..。

チケット購入・料金

チケット購入

  • 事前にオンラインで購入
  • 当日に現地で購入
  • 観光パスを利用

上記の3つのどれかで、チケットを用意します。

事前購入は、日時と時間を指定する必要があるので、予定が決まってる方におすすめです。

また、確実にミュージアムに入りたい方も、事前購入しておくと安心かと思います。

事前購入公式サイトのチケット事前購入ページへ

予定をフレキシブルにしておきたい方は、当日に現地でチケットを購入するとよいでしょう。(※並ぶかも)

私が行ったときは、開館の9時の時点では、列もなくスムーズに入れました。5月上旬の平日です。

観光パスについては、ここでは詳しい説明を省きます。

気になる方は、The New York PassGo CityCity Passあたりをチェックしてみてください。

チケット料金

大人(18〜64才)$29
若者(13〜17才)$23
子供(7〜12才)$17
幼児(6才以下)無料
シニア(65才以上)$23

※上記の料金は、2023年5月現在のものです。

音声ガイドは?

日本語の音声ガイドがあるので、日本語の解説を聞きたい方は利用するとよいかと思います。

自分のスマホでアプリを購入&ダウンロードし、イヤホンを使って聞きます

料金は、1,500円(※2023年5月現在)です。

ただ私は使ってないので、内容の充実度はわかりません..
9/11 博物館オーディオガイド

9/11 博物館オーディオガイド

¥1,500posted withアプリーチ

9/11に関する本や映画で事前に学ぼう!

「なにが起きたのか」、少し学んでからミュージアムに行くことをおすすめします。

事前に知ることで関心も気持ちも高まり、ミュージアムでより深く学べるからです。

予備知識があると、ミュージアム訪問がより感慨深いものになると思います。

下記に9/11に関する、おすすめの本と映画を紹介します。

全て事実ベースの作品です。

The Only Plane in the Sky(本)

著者:Garrett M. Graff

この本は、500人以上の当事者へのインタビューをもとにした、「オーラルヒストリー(口述記録)」です。

9/11の前日から当日の様子が、色々な立場の人々の視点で、時系列に語られています

9/11同時多発テロのできごとを知り、それと同時にたくさんのストーリーにふれられる素晴らしい本です。

英語がさほど難しくない点でも、おすすめです。

Amazonで見る   ▶楽天ブックスで見る

ユナイテッド93(映画)

4つ目のハイジャック機である、ユナイテッド航空93便をテーマにした映画です。

テロリストの搭乗シーンから、司令塔や軍の中での混乱、そして乗客の奮闘から最後の墜落までが描かれています。

93便について知らない方には、ぜひ見てほしい作品です。

ミュージアムでは、この乗客の1人の留守番電話に残ったメッセージの音源が公開されています。

この映画をみてからだと、より感極まるものがありました。

ちなみに、まぎらわしいですが似た題名で「フライト93」という映画もあります。

「フライト93」もテーマは同じですが、もっと感情的な部分にフォーカスした作品になっています。

乗客の家族、コールセンターで電話受けた人など、乗客との最後のやり取りのシーンが多めです。

好みはあるかと思いますが、どっちか1つ見るなら断然「ユナイテッド93」ですね。

ワールド・トレード・センター(映画)

この映画は、イベント全体の中の一部に焦点を当てた作品です。

9/11当日ツインタワーに駆けつけた警官(PAPD)が、ビルの崩壊とともに生き埋めとなり、救助されるまでの過程が描かれています。

映画のメインの見せ場ではありませんが、前半部分の、何でもない1日が突然悪夢に変わってしまう様子、現場の混乱シーンから、9/11当日の状況を垣間見ることができます。

この2人の警官は助かったので、「ストーリー」として語られますが、実際には語られることのない瓦礫の下に埋まっストーリーが犠牲者の数だけ存在するかと思うと、胸がいたみますね。

ゼロ・ダーク・サーティ(映画)

この映画は、9/11の当日ではなく、その後の話になります。

CIAによる10年にも及ぶテロリストの捜査・追跡、そして2011年のビンラディン殺害までのストーリーです。

ミュージアムでも、テロリスト関連の展示はかなり興味深いので、先に映画をみておくとより関心がもてるかと思います。

さいごに

9/11メモリアル&ミュージアムについて紹介しました。

イベントが実際に起きたその地で歴史を学ぶことに、とても価値がありますよね。

学びの多いよい時間が過ごせると思うので、ぜひ9/11メモリアル&ミュージアムに足を運んでみてください!

以上です。

-旅行