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こんにちは、マユミです。
年間100冊以上の洋書を読んでいます。
「社会派テーマの洋書の小説」をお探しですか?
洋書の小説といっても、様々なジャンルがありますよね。
この記事では、下記のテーマの中で、私が実際に読んで面白かった洋書の小説を紹介します。
- 社会問題
- 社会正義
- 歴史や文化
視野が広がり、読んだ後に考えさせられる内容の本を選びました。
ぜひ色々読んでみてください!
社会派テーマの洋書(英語・小説)おすすめ7選
All My Rage
人生の不平等さ、生まれた環境、置かれた状況、全ての理不尽なことに「怒り」をかかえ、それでも希望を持って人生を切り開いて行く。そんなメッセージの詰まった作品です。
メインから脇役まで、キャラクターがとてもよく描かれています。
虐待、差別、ドラッグなど、重いテーマがたくさんでてきますが、最後には希望、強さ、そして優しさを感じられる1冊です。
中高生から大人まで、広い世代におすすめです。
The Hate U Give
人種差別や、社会正義をテーマにした小説です。
「Black Lives Matter」運動はもちろん、たった1人の目撃者になってしまったStarrの葛藤や、黒人コミュニティの内側など、読みどころがたくさんあります。
「警察官から命を守るための行動ルール」が、親から子に教えられている。など印象的で、日本に居ると見えにくい現実社会の理不尽さがよく描かれています。
映画版も見ましたが、(省略されていない)原作本の方が断然よかったですね。
Grown
「スターになりたい」という純粋な想いや憧れにつけこむ、音楽や映画テレビ業界の問題をテーマにした作品です。
主人公のEnchantedは、本人的には「自分は大人」と思って強がっても、まだ17才なんですよね。
親子の関係、ショービジネスの世界など、色々考えさせられます。
犯罪ミステリーの要素もあるので、そっちの面も楽しめますよ。
Honor
インドの村文化の犠牲になりながらも、プライドをもち強く生きた女性のストーリーです。
日本でいう「男女格差」とは、全く次元の違う「男女格差」となっています。
女性=人権なし、と言ってもいいような、文化や宗教が深く関わった世界が描かれています。
テーマこそ重いですが、ラブストーリーも含めた内容になっているので、読みやすいです。
A Woman Is No Man
イスラム文化とフェミニズムをテーマにした小説で、3世代の女性を中心に描かれています。
イスラム文化に馴染みがない方に、ぜひ読んでほしい1冊です。
勇気をもって声をあげることの大切さなど、メッセージが込められています。
日本で生まれ育った身からすると、祖母の発言のすべてがちょっと理解不可能でしたが、異なる価値観/文化の違いについて、改めて考えさせられましたね。
Homegoing
EffiaとEsiの2人からはじまる、7世代(300年)にわたる子孫のストーリーを、時代背景とともに描いた小説です。
「奴隷貿易」ときいてピンとこない人には、ぜひ読んでほしい1冊です。
当時のガーナの様子や、奴隷貿易が与えた影響が、わずか300ページくらいの中によくまとまっています。
ブラック&ホワイトの人種問題の重みというか、奥深さを痛感させられますね。
最初の方はけっこう読みにくいですが、話が現代に近づいてくるにつれて、だんだん読みやすくなりますよ。
Don't Cry for Me
この本は、父から息子への「後悔と想いをつづった手紙」です。
父は父なりに、息子を愛していて、でもそれは息子のほしかった愛とは違った。
「自分が変わるより、時代が変わる方がはるかに速かった。」というような父の言葉が、とても印象的でしたね。
いろいろ考えさせられる1冊です。
社会派テーマの洋書(英語・小説):まとめ
さいごに、今回紹介した本をまとめておきます。
※本のタイトルをタップ/クリックすると、記事上部の本の紹介部分にジャンプします。
ぜひ色々読んでみてください!