こんにちは、マユミです。

という方に向けています。
洋書がはじめての方や、英語学習中の方におすすめなのが、ミステリー洋書。
ストーリーの続きが気になって、少しくらい英語がむずかしくても、読み進められるからです。

この記事では、ページをめくる手が止まらない、面白くて読みやすいミステリー洋書を、厳選して12冊紹介します。
※洋書のジャンル的には、「ミステリー・スリラー」になります。
どの本も面白いので、ぜひいろいろ読んでみてください!
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Amazonまたは楽天に(ほとんどの場合)電子書籍があります。
最初の数チャプターは無料で試し読みできるので、読みやすさなどチェックしてみてください。
面白くて読みやすいミステリー洋書【おすすめ12選】
The Silent Patient
夫殺し、精神セラピスト、どんでん返し
誰もがうらやむ幸せな生活を送っていたAliciaは、ある日、夫を射殺します。
しかし事件のあと、Aliciaは一言もしゃべろうとしません。
そんなAliciaに興味をもつのが、精神セラピストのTheo。どうにかして、Aliciaから真相をききだそうとするのですが...
衝撃のラストが待ちうける、サイコスリラーです。
「あの日、何がおきたのか?」という事件の全貌を追っていくストーリーです。
途中の一見どうでもいいようなサイドストーリーが、最後にみごとに回収されていくので、めちゃくちゃ面白いです。
とくに中盤からラストにかけて盛りあがるので、一気読みの覚悟でいどんでください!

The Locked Door
連続殺人、模倣犯、スリラー
英語が簡単なミステリー洋書をお探しなら、「The Locked Door」がおすすめです。
終始ドキドキしながら楽しめる犯罪ミステリー・スリラーです。
簡単なあらすじ
主人公のNoraが11才の時、父親が自宅の地下で何人もの女性を殺害した罪で逮捕されます。
それから26年、過去を封印し名前を変え、Noraは外科医として成功します。
そんなある日、父親の殺人スタイルを模倣した事件が発生し、Noraに容疑がかかるのですが...
テーマのわりに重くなく、後味も悪くないので、エンターテイメントとしておすすめの1冊です。

医療用語はややあるものの、全体的にシンプルな英語で書かれているので、とても読みやすいと思います。
Sometimes I Lie
事故、嘘、ひねり
「Sometimes I Lie」は、台本にひねりのある作品が好きな人に、ぜひ読んでみてほしいです。
簡単なあらすじ
主人公のAmberは目を覚ますと、昏睡状態で病院のベッドに寝ていることに気がつきます。
体は動かず、目も開けられず、ただし耳だけは聞こえています。
Amberは自分に一体何が起きたのか、まったく覚えていません。
ただ1つ覚えていることは、「夫があやしい」ということ...
病室を訪れる人々の会話と、はかない記憶をたよりに、事件の真相を追っていくミステリーです。
途中で、「実はこうだった」みたいな展開が何度もあるので、予想外の展開が好きな人はすごく楽しめると思います。
さらにラストシーンでは、新たな謎を匂わせ「解釈は読者にまかせる」感じで終わります。
ラストの解釈は、ネットでいろいろ議論されているので、読み終えたあとチェックしてみると面白いですよ!
Wrong Place Wrong Time
殺人、タイムトラベル、逆方向
ひと味変わったミステリーを読みたいなら、「Wrong Place Wrong Time」。
「犯人探し」ではなく、主人公が時を超えて、事件を未然に防ぐために奮闘します。
簡単なあらすじ
10月の終わり、Jenは帰りの遅い息子を心配して、窓から外の様子をうかがっています。
ようやく息子の姿が遠くに見え、ひと安心したのも束の間、Jenは息子が見知らぬ男をナイフで刺し殺す瞬間を目撃します。
息子は逮捕され、そして次の日Jenが目覚めると、なんと日付が1日前に...
「息子が殺人犯になる日」から、朝起きるたびに時間がさかのぼり、事件を逆時系列に追っていく、タイムトラベル・ミステリーです。

事件のカギを握った黒幕は誰なのか、意外な展開が待ち受けています。
途中ひねりも十分あり、ミステリー好きが楽しめる感じに仕上がっていると思います!
The Couple Next Door
誘拐事件、ひねり、家族
深く考えるより、純粋にストーリー展開を楽しみたい人におすすめなのが「The Couple Next Door」。
幼児誘拐ミステリーです。
簡単なあらすじ
パーティーの当日、予定していたベビーシッターに突然キャンセルされる、AnneとMarco。
やむを得ず、赤ちゃんを家に残したまま、隣の家で開かれるパーティーに出かけます。
AnneとMarcoは、交代で30分おきに赤ちゃんの様子を見にもどり、何事もなく夜がすぎていきます。
しかし深夜になり、ふたりが帰宅するとベッドは空っぽ。赤ちゃんはどこへ...
やや話にムリやり感があるものの、エンターテイメントとして楽しいので、気分転換にもおすすめです。
途中で「え!」ってなって、「ええっ!!...苦笑」ってなります。
テンポがよく英語もやさしいので、サクサク読めると思います。
The Guest List
殺人事件、孤島、結婚式
この本のおもしろいところは、犯人だけでなく、被害者さえもわからないという点です。
「誰かに何かがおこった!」というシーンから話がはじまって、それが誰なのか、最後のあたりまでわかりません。
簡単なあらすじ
セレブなカップルの豪華結婚パーティーが、離島でひらかれます。
完璧にみえるパーティーに参加するのは、「それぞれの事情」をかかえた招待客。
そしてパーティーの夜、事件は起きます。
・新婦
・新婦の妹
・新郎の親友
・新婦の親友の妻
・ウェディングプランナー
・パーティーの夜(現在)
5人の登場人物によるパーティー前日からの様子、そして現在と、6つの視点で話がすすみます。
犯人と被害者、両方を推理しながら読みすすめていくので、ミステリー好きなら楽しめる1冊だと思います。
それぞれの登場人物の話のなかに、ヒントがちらばっています。
注意しながら読んでみてください!
A Good Girl's Guide to Murder
高校生、失踪事件、どんでん返し
高校生ミステリーで一押しなのが、「A Good Girl's Guide to Murder」。
テンポのよい手軽な(読んだあとずっしりこない)ミステリーを読みたい人におすすめです。
簡単なあらすじ
高校生のPippaは、学校の最終課題のテーマに「5年前に地元で起こった殺人事件」を選びます。
その事件の犯人は自殺し「事件は解決」となっているものの、Pippaはその事実にずっと疑問をいだいてきました。
そしてPippaが事件の関係者に聞き込みをはじめると、5年間かくされてきた真実が少しずつ見えだすのですが...
高校生の主人公が探偵役となり、過去に起こった事件の真相をあばいていきます。
高校生向けカテゴリの本とはいえ、ひねりも十分あって、大人でも楽しめます。
読みやすいので、洋書がはじめての方にもおすすめです。

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None of This Is True
ポッドキャスト、家族ドラマ、サイコスリラー
誰の話がどこまで本当なのか?
読み終えると深い余韻につつまれる、家族ドラマを描いたサイコスリラーです。
簡単なあらすじ
人気ポッドキャストターのAlixは、45才の誕生日に偶然、同じ誕生日&同じ年齢であるJosieと出会います。
それから数日後、JosieはAlixに「自分をAlixのポッドキャスト番組でインタビューしてほしい」と持ちかけます。
そしてポッドキャストの収録が始まると、ごく平凡に見えたJosieの口から、次から次へと衝撃的なエピソードが明かされるのですが...
この本は、ストーリーの解釈を、読み手にゆだねるタイプの本です。
なので、「事件が発生。犯人はこの人で、動機はこれでした。」と、本の中で一から十まで全て完結する話が好きな人には、たぶん向きません。
家族ドラマといっても侮れない。重苦しい&暗めの雰囲気とは裏腹に、ついつい読みすすめてしまう中毒性があります。

結局みんな自分に都合のいいことしか言わないよね、という現実世界と妙にマッチしていて、いろいろ考えさせられる1冊です。
An Unwanted Guest
連続殺人、雪山、山荘
雪山の閉ざされた山荘でおこる連続殺人事件、「An Unwanted Guest」。
簡単なあらすじ
喧騒からのがれ静かな週末をすごそうと、それぞれの思いを胸に山荘を訪れた10人の宿泊客。
予想外の嵐により外部からの接触がたたれ、さらに停電もおこり、山荘は闇のなかへ。
そして一夜明けた朝、悲鳴とともに1つ目の死体がみつかります。
そして、またひとつ、またひとつ...
登場人物が12名とそこそこ多いので、「犯人は誰か?」と合わせて、「次の犠牲者はだれか?」の推理も楽しめます。
ただし読者が犯人を推理する手がかりが少ないことと、若干ラストにもの足りなさは残ります。
とはいえ全体的には満足のいくミステリーで、アガサ・クリスティの小説のような雰囲気のある1冊です。
Tear Me Apart
嘘、精神病、ドラマ
読めば読むほど謎につつまれる、ミステリー家族ドラマです。
簡単なあらすじ
国を代表するスキー選手のMindyは、大会で滑走中に転倒し足にケガをおい、病院に運ばれます。
その病院での血液検査により、Mindyは白血病であると知らされます。
移植ドナーが必要のため、まずは両親のDNAをしらべたところ、ドナーどころか親子ですらないことが判明するのですが...
ひとつの事故が、過去の大きな事件をあばくことに。
最初のスキー大会のシーンからは想像できないような、大展開をみせてくれます。
500ページちかくありますが、ページをめくる手がとまらないので、長さを感じず読み切れると思います。
What Lies in the Woods
生存者、殺人事件、秘密
暗くディープな話が好きな人におすすめの1冊、「What Lies in the Woods」。
簡単なあらすじ
主人公のNaomiは、11才の時に2人の親友と一緒に、森の中で「魔法の儀式」という遊びにハマっていました。
ある日いつものように3人で森で遊んでいると、突然Naomiが襲われ、17ヶ所をナイフで刺されます。
幸運にも助かったNaomiたち3人の証言により、当時指名手配中だったシリアルキラーが犯人として逮捕されます。
しかし、3人には秘密があります。
そして22年後、親友の1人Oliviaが「その秘密」を公表したいと言い出すのですが...
ストーリーは暗く醜い人間ドラマですが、ひねりもなかなか多めです。
とくに後半は疑わしい人物が2転3転していきます。
最後の最後まで予想を裏切られる、読みごたえのある1冊です。
Local Woman Missing
失踪事件、ひねり、サスペンス
緊張感のあるサスペンス・ドラマが好きな方に、おすすめの1冊です。
簡単なあらすじ
静かで治安のよい町で、ある日ひとりの女性が行方不明になります。
事件からまもなくして、また別の女性とその娘までも行方不明に。
警察や地元の人々による必死の捜索もむなしく、進展はないまま時はすぎます。
そして11年後、行方不明だった少女がみつかるのですが...
ラストのまさかの展開がなんとも言えず、単純に「事件解決してみんなハッピー」とはならないところが現実的で、深い余韻につつまれる作品です。
不可解な出来事や、あやしげな人物が適度にでてくるので、最後まであきずに楽しめると思います。

面白くて読みやすいミステリー洋書【まとめ】
さいごに、今回紹介したミステリー洋書をまとめておきます。
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