こんにちは、マユミです。

という方に向けています。
英語多読の洋書えらびでは、「その本が日本語であっても、読みたいと思うかどうか」がポイントです。
たとえレベルが合っていても、内容に興味がもてないと退屈で続かないからです。
この記事では、小説よりもノンフィクション派!という方におすすめしたい洋書を、厳選して12冊紹介します。
(※随時更新中です)
自伝や回想録、自己啓発、ビジネス系の洋書をお探しの方は、ぜひチェックしてみてください!
試し読みしよう
Amazonまたは楽天に(ほとんどの場合)電子書籍版があります。
最初の数チャプターは無料で試し読みできるので、読みやすさなど確認できますよ!
おすすめノンフィクション洋書【ビジネス・自己啓発】
Factfulness
統計心理学、データ、ファクト
「データをもとに物事を正しくみよう」というテーマのもと、私達がどれだけ間違って世界をとらえているか、様々なデータをもとに教えてくれる本です。
この本を読むと、データや数字をどう見てどう考えればよいのか、事実をもとに考えることの大切さを学べます。
本の大半は著者の体験をもとにしたストーリーなので、硬くなく読みやすいです。

TEDトークが好きな人にもオススメです。
聞きなれない固有名詞(地名や病名など)をのぞけば、全体的に読みやすいです。
Freakonomics
経済、雑学、読み物
この本は、めちゃくちゃ面白いです。
経済がテーマとはいえ、まったく硬くなく、興味深い小話(小ネタ)がたくさん書かれた本です。
たとえば、
- マクドナルドとギャング組織の共通点はなにか?
- 女性用のストッキングと、クラック・コカイン(薬物)の共通点はなにか?
- なぜ銃の個人所有率の高いスイスが、世界でもっとも安全な国の1つなのか?
などです。力士の八百長の話もでてきます。
読み物として純粋におもしろいので、英語学習中の方でも飽きずに読み続けられると思います。

ちなみにポッドキャストも有名で、そっちも超おすすめです。
全エピソード文字起こしされてるので、「読むor聞く」好きな方で楽しめますよ!
関連リンクFreakonomicsのポッドキャスト
The Psychology of Money
お金の管理、投資、心得(教訓)
お金と投資のバイブルのような本です。
小手先のテクニックや、投資のやり方のようなハウツー本ではなく、「お金と上手につきあっていくための心得」が学べます。
とくにまだ若い大学生、20〜30代の方なら、絶対読んでおきたい1冊です。
ただし、ふだんから勉強されてる方には、(なんとなくでも)知ってることばかりで、目新しさはないかもしれません。
230ページくらいの短い本なので、サクッと読めると思います!

Think Again
自己成長、思考、リーダーシップ
本のタイトルどおり、「改めて考える」ことの重要さを学べる本です。
簡単にまとめると、
好奇心をもって自分を問い、自分のミスや無知さを味方につけ、アイディアや成果をブラッシュアップしていこう。
と、いうような内容です。(←実際の内容はもっと濃いです。)
今までやってきたことや、自分が正しいと思っていることを、考え直すきっかけになるかと思います。
思考停止しがちな人、自信過剰になりがちな人、それとリーダー的な立場の方にもおすすめです。

Atomic Habits
自己成長、習慣、積み重ね
「毎日のほんの少しの積み重ねが、いずれ大きな結果をもたらす」というテーマの本です。
本の最初のほうにでてくる、自転車競技チームの事例で「毎日の1%の変化」のすごさがわかるので、そこだけでも読む価値あります。
また、本の大半は「習慣化づくり」のハウツーです。
日常生活にとりいれやすい、具体的かつ実践的なアドバイスがまとめられています。
文章もわかりやすいので、ぜひ試し読みしてみてください!
How to Win Friends & Influence People
自己成長、コミュニケーション
1936年の初版から、長年にわたり読み続けられている名作です。
簡単にいうと「コミュニケーション」の基本かつ大事なことが学べる本です。
「笑顔であいさつする」のような基本的なことから、上司になるなら知っておいた方がよい実践的なテクニックも学べます。
各チャプター毎に、①重要ポイント+②実例紹介+③まとめ、という構成で読みやすく、英語も簡単です。
仕事上でのコミュニケーションはもちろん、学校、家庭、地域活動、さまざまな場面でいかせる内容なので、1度読んでおいて損はないと思います。

おすすめノンフィクション洋書【自伝・回想録】
Maybe You Should Talk To Someone
回想録、セラピスト、メンタルヘルス
サイコセラピスト(心理療法士)であり、ときには自身もセラピーをうける「患者」でもある著者の回想録です。
患者の抱える悩みや、セラピストとのやり取りをとおして、たくさんのメッセージや気づきをもらえます。
あくまで回想録なので(自分への直接的なアドバイスでないので)、説教くささがなく、すっと入ってくる感じがよかったです。

チャプターによっては、なじみのないボキャブラリー(医療や心理系)はありますが、全体としては読みやすいです。
文章は軽く、クスクス笑える部分もたくさんあります。
カフェでゆっくり、または寝る前のリラックスタイムに読みたくなる1冊です。
Finding Me
自伝、回想録、苦境、自己肯定
アメリカの女優、ヴィオラ・デイヴィスの回想録です。(代表作は、映画「フェンス」や「ヘルプ」など。)
想像できないくらい過酷な人生な経験しながらも、「逃げない」と決め、必死で道を切りひらいてきた1人の女性のストーリーです。
彼女の人生自体がまるで「映画」のようで、信念や自分を肯定していく強さがつまっています。
頭をパンチされたというか、目が覚めたような気分になる1冊です。
読み終えてみると、出版社がなんでこの表紙にしたのかよくわかります。表紙と内容がよくあってます。

Born a Crime
回想録、南アフリカ、人種隔離政策時代
南アフリカのコメディアン、トレバー・ノアの子ども時代の回想録です。
トレバーの母は黒人、父は白人。
ただし当時の南アフリカは、人種隔離政策(アパルトヘイト)の真っただ中、異人種間の交際はもちろん禁止です。
つまり、「トレバーが生まれること自体が違法」という社会です。

本の中では、人種と民族問題がからんだ複雑な社会でのエピソードが、笑いをまじえ語られています。
見た目の違いより、同じ言葉を同じように話すことの大切を語ったくだりなど、考え深かったですね。
それと、トレバーの「お母さん」も読みどころです。
もちろんトレバー本人のサバイバル能力も感心しますが、お母さんはもう、色んな意味ですごいです..。
英語については、凝ってないというか、クセのない非ネイティブが理解しやすい英語、という印象でした。読みやすいですよ!
Know My Name
回想録、性犯罪、被害者、裁判
スタンフォード大学の敷地内で、レイプ事件の被害にあった著者の回想録です。
事件や裁判をとおしてのトラウマや苦しみ、怒り、社会に向けたメッセージがつまっています。
裁判のシステムや、加害者の社会的地位によるメディアの扱い、不公平な判決など、たくさんの問題点にふれた1冊です。

テーマは重いし、回想録としてはページ数も多めなので、ガッツリ読みたい人におすすめです。
アメリカの裁判のながれや、法廷に関するボキャブラリーも学べますよ!
Crying in H Mart
回想録、母親、喪失、韓国
韓国とアメリカのハーフで、バンド「Japanese Breakfast」のボーカル、ミシェル・ザウナーの回想録です。
韓国人にもなりきれない、とはいえアメリカ人にもなりきれず。
アイデンティティの模索や、母の死と喪失。
そして韓国料理や文化をとおして、亡くなった母や韓国とのつながりを再び感じていく過程が語られています。

冒頭の部分といい、母の闘病中の話といい、ちょっと涙なしでは読めないですね。
もしかすると知らない単語が多く感じるかもしれませんが、とてもよい回想録なので、ぜひ読んでみてください。おすすめです!
Yearbook
回想録、エッセイ、ユーモア、コメディ
俳優、コメディアン、映画製作などで有名な、セス・ローゲンの回想録です。
どこにでもいそうな少年の話なんだけど、でも日本人の感覚からすると超ワイルドな小話が満載です。
とくに前半はコメディ色がつよく、声をだして笑ってしまうような話もあります。(今思い出しても笑えるw)
後半は、ハリウッドや映画製作にまつわるエピソードで、著名人もたくさん登場します。
下ネタやドラッグの話に抵抗がなく、エンタメ好きな人におすすめの1冊です。

英語多読ノンフィクション編【まとめ】
さいごに、今回紹介した本をまとめておきます。
※本のタイトルをタップ(クリック)すると、記事上部の本の詳細部分にジャンプします。
ビジネス・自己啓発
自伝・回想録
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