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アメリカで使われる有機肥料、Blood meal(ブラッドミール)とは?

2020年9月11日

ブラッドミールとは?

こんにちは、マユミです。

Blood meal(ブラッドミール)ってなに?どうやって使うの?
アメリカで手に入る窒素多めの有機肥料が知りたい。

という方に向けた記事となっています。

アメリカで手に入る有機肥料はとても豊富です。

実際に、私が初めてアメリカでガーデニングを始めたときは、その種類の多さに驚きました。

なかには日本では使われていない、馴染みのない肥料もあります。

今回はその「日本で馴染みのない肥料」のひとつ、Blood meal(ブラッドミール)について紹介していきます。

記事の前半では、そもそもBlood meal(ブラッドミール)とは何なのか?、後半では使い方や選び方をまとめています。

「葉野菜などを育てるのが好きな方」「窒素肥料を探している方」は必見です!

Blood meal(ブラッドミール)とは?

ブラッドミール

Blood meal(ブラッドミール)は、簡単にいうと「血を乾燥させて粉状にしたもの」です。

日本語では「血粉」といいますので、漢字からも意味が伝わってきますよね。

え、でも誰の血...?

って思いませんでした?

Blood meal(ブラッドミール)には、牛や豚など家畜の血が使われます。

なかでも一般的なのは、牛の血です。

家畜を食用肉に処理するときに、通常血は不要になるので廃棄しますが、その血を廃棄せず、病原菌や不純物を熱処理でとりのぞき、乾燥させ肥料に作りかえたものが、Blood meal(ブラッドミール)となります。

つまり「食用肉の副産物」ですね。

原料が血だけど、臭くないの...?

と心配になるかもしれませんが、大丈夫です。匂いません

もちろん感じ方に個人差はあると思いますが、私はバルコニーのプランターに使っていて、特別匂いを感じたことはありません。

Blood meal(ブラッドミール)の栄養分

ブラッドミール

Blood meal(ブラッドミール)のNPK含有量は、商品にもよりますが「12〜13・0・0」です。

大量の窒素が入っていますので、いわゆる「窒素肥料」に分類されます。

ですので、成長に窒素をたくさん必要とする、レタスなどの葉野菜や、キャベツやケールなどアブラナ科の野菜に最適な肥料です。

葉野菜が元気に育つので重宝してます!

Blood meal(ブラッドミール)が手に入らない場合、もしくはベジタリアンの方には下記もおすすめです。同じく「窒素肥料」として使えます。

【メモ】Blood mealの代用品

  • Feather meal(フェザーミール):ニワトリの羽を原料とする有機肥料で、鶏肉の副産物です。
  • Soybean meal(ソイビーンミール)、Cottonseed meal(コットンシードミール):植物由来の原料なので、ベジタリアンの方におすすめです。

※パッケージが似てますが、左が「Soybean meal」で、右が「Cottonseed meal」です。

Blood meal(ブラッドミール)の使い方

ブラッドミール

Blood meal(ブラッドミール)は、元肥、追肥、リフレッシュ材、畑の動物対策と、幅広く使えます。

元肥として

トマトやピーマンのように、成長にたくさんの栄養分を必要とする野菜には、春に土を準備する段階で、元肥として混ぜておくのがオススメです。

追肥として

土のなかの窒素成分は、思ってるより早く植物に吸収され、不足しがちです。

窒素不足を解消するために、Blood meal(ブラッドミール)を追肥としてあたえると、不足した分を補って土壌のバランスを保つことができます。

リフレッシュ材として

その他にリフレッシュ材として使うのもオススメです。

プランター栽培の場合、使い終わった土を再利用するかと思いますが、その際にBlood meal(ブラッドミール)を混ぜて、土をリフレッシュしてあげるとよいです。

畑の動物対策として

鹿やウサギなど、野生の動物による畑あらし対策にも活用できます。

なぜなら草食動物は、Blood meal(ブラッドミール)が苦手だからです。土の表面にまいておけば、草食動物を遠ざけます。

ですが反対に、肉食動物はBlood meal(ブラッドミール)が好きですので、ペットのいる方はご注意を。

実際に、「鹿よけに使おうと思って買ったら、近所の犬に箱ごと持っていかれた。。」というケースもあるようです。(ちょっと忘れましたが、何かの記事かSNSで見ました)

ポイント

使用量は、商品のパッケージを参考にしてくださいね!

Blood meal(ブラッドミール)の選び方

ブラッドミール

どのメーカーの商品を選べばいいの?

Blood meal(ブラッドミール)を選ぶとき、私が大切にしていることは「信頼できるメーカーが出してる商品」かどうかです。

肥料に作り変えるときに、病原菌や不純物を取りのぞくのは当然ですが、きちんとしたメーカーの場合、牛の育成環境まで気にかけているからです。

原料となる血が、農薬がたくさん使われた穀物を食べて育った牛の血だったらイヤですよね。

信頼できるメーカーで有名なのは、たとえば、Down to Earth社やEspoma社です。定評があります。

気になるかたは、公式サイトで商品情報をチェックしてみてください。

Down to Earth社 公式サイトの商品説明ページ

Espoma社 公式サイトの商品説明ページ

私はEspoma社の、Blood meal(ブラッドミール)を使っています。ちなみにEspoma社は、培養土もいいですよ!

アマゾンでも買えますし、ホームセンターや園芸店に置いてある場合もあります。私はHome Depotで買いました。

※左のEspoma社の商品は3lbs、右のDown to Earth社の商品は0.5lbと、内容量が違います。

Blood meal(ブラッドミール)を使って葉野菜を育てよう!

最後にもう一度まとめておきます。

まとめ!

  • Blood meal(ブラッドミール)は、家畜の血を乾燥させ粉状にしたもの。食用肉の副産物。
  • 病原菌や不純物は熱処理済み
  • NPK含有量の目安は、12〜13・0・0
  • 葉野菜などに最適
  • 元肥、追肥、リフレッシュ材、畑の動物対策と、幅広く使える。
  • 信頼できるメーカーの商品を選ぶ

Blood meal(ブラッドミール)を使って、元気な葉野菜を育てましょう!

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