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どっちも「土」じゃないの?
使い分けがわからない。
という疑問を解決できる記事になっています。
なぜなら私自身も、単語のもつ深い意味を知り、その違いが明確になったからです。
記事の前半では「soil」と「dirt」の違いを、日常的な場面とガーデニング農業面の、ふたつの視点から解説していきます。後半ではアメリカ英語での例外的な使い方を、簡単に説明します。
この記事を読み終えると、もう「soil」と「dirt」で迷うことは無くなります!
本記事では、soilとdirtの持つ「土」以外の意味にはふれません。
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日常的な場面における「soil」と「dirt」の違い
「soil」と「dirt」の違いを簡単にいうと、「soil」が本体で「dirt」は本体から切り離された一部分です。
例をみていきましょう。
場面1
森のなかを散歩します。あなたは土の上を歩きます。この足下に広がる地面全体の土は「soil」です。
そして歩いている途中に、土が靴につきます。この靴についた土は「dirt」となります。地面本体の土(soil)から切り離された状態だからです。
場面2
野菜畑で種まきをします。畑全体の土は「soil」です。
そして畑仕事中に畑の土が手や服につくとします。その手や服についた土を「dirt」と呼びます。畑全体の土(soil)から切り離された状態だからです。
「soil」から離れた土は「dirt」になる
ガーデニングや農業での「soil」と「dirt」の意味
次にべつの視点でみていきます。
土の成分的な観点からすると、「soil」は生きた土、「dirt」は死んだ土といえます。
soil=生きた土
具体的にいうと「生きた土」とは下記のような状態をさします。
- ミネラル、水、空気、有機物がふくまれる
- 菌類、微生物、生物などの生命とそれらの死骸がある
- 植物が根をはり栄養を吸収し成長できる環境である
つまり「soil」は生態系を持ちます。
dirt=死んだ土
対して「dirt」には、soilがもつ生態系はありません。
その為とくにガーデニングや農業において、「dirt」は有機物や生物をふくまない「死んだ土」を意味します。「dirt」に植物をうえても(化学肥料なしでは)育たないからです。
ですが「dirt」に堆肥などの有機物を加えれば、また生きた土「soil」へ戻すことができます。
有機物を餌にする微生物が集まり、その微生物を餌にする生物も集まって、そこに新たな生態系が生まれるからです。
このように土中の成分面からしても、「soil」と「dirt」は全く違うことがわかります。
とくに有機農法でガーデニングをする人にとっては、「soil」と「dirt」は全くの別物です。
アメリカ英語での「dirt」の使われ方
アメリカ英語においては、本来「soil」が使われるべき場面で、「dirt」が使われることもあります。
単にこれは話し手の好みです。じっさいに私の友人にも「soil」の代わりに「dirt」を使う人がいます。
ただし逆パターンの置換えはしません。「dirt」の代わりに「soil」を使うことはありません。
【まとめ】「soil」と「dirt」の違い
最後にもう一度内容のおさらいです。
まとめ!
- 【主に日常会話で】「soil」は本体、本体から離れた部分は「dirt」になる
- 【主にガーデニングや農業で】「soil」は生態系があるが「dirt」にはない
- 【頭に入れておく】アメリカ英語の日常会話では「soil」を「dirt」で置換える人がいる
以上を覚えておくと、「soil」と「dirt」の使い分けで今後は迷わないでしょう。
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