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「Chinese cabbage」って何?英語での白菜と青梗菜とパクチョイの関係

2020年9月5日

白菜、青梗菜、パクチョイの英語表現

こんにちは、マユミです。

  • 「Chinese cabbage」は白菜のこと?
  • 青梗菜(チンゲンサイ)、パクチョイって英語で何ていうの?

という質問をお持ちの方に、役立つ記事となっています。

そもそも今回なぜ、このような辞書で解決できそうな内容について、わざわざ記事を書いているかというと、、

今まで疑いもしなかった「Chinese cabbage=白菜」は、必ずしも正解でない、と知る機会があったからです。

ことの発端は、夫(アメリカ人)との会話です。

「Chinese cabbage」ってどんな野菜?どんな見た目?

下がちょっと丸くて薄い緑で、その上に濃い緑の葉っぱがついている。

(...ってそれは、青梗菜のことでしょうか..?)

と予想外の回答を受けたことから、英語での白菜、青梗菜、パクチョイの関係が気になり、まとめてみました。

記事の前半では、「Chinese cabbage」とは一体何なのか、記事の後半では「白菜、青梗菜、パクチョイ」の英語表現について解説します。

もしあなたが、白菜、青梗菜、パクチョイの英語表現で混乱しているようでしたら、ぜひ読んでみてください!

英語の「Chinese cabbage」ってなに?

白菜は英語で「Chinese cabbage」と思っている方は多いのではないでしょうか。

なぜなら、和英辞書にそう書いてあるからです。私もそう思ってました。

実際、「白菜は、Chinese cabbage」は正しいです。

ではなぜ、冒頭に書いたような「Chinese cabbage=青梗菜」が起きるのか?

それは「Chinese cabbageは、白菜」ではないからです。

「Chinese cabbage」は、特定の1つの野菜を指すものではありません

白菜だけでなく、青梗菜やパクチョイなどのタイサイ類も含まれます

そのため「Chinese cabbage」と言われてパッと頭に思いうかぶものは、白菜だったり青梗菜だったりと、人それぞれです。

カレーと言ったときに、インドカレーを想像する人もいれば、タイカレーを想像する人もいる。という感覚に近いでしょうか。

ポイント

「Chinese cabbage」は、白菜だけでなく、青梗菜やパクチョイなどのタイサイ類もふくむ総称

白菜のみに使える英語表現(アメリカ英語)

白菜 英語

とはいえ、自分は「白菜」について話しているぞ!と、明確にしたいときありますよね。

たとえば、他の人に買い出しをお願いするときや、レシピの検索をするときです。

日本語の「白菜」と同じ意味で使える表現は、アメリカでは「napa cabbage」といいます。

シンプルに「napa」と呼ばれることもあります。

この「napa」という言葉ですが、語源は日本語の「菜っ葉 nappa」だと言われています。

英語の発音の都合上、pを一つ外して発音されるようになり、それが「napa」になったようです。

他にも、白菜が初めて商業用に栽培されたカリフォルニアのNapa地方にちなんで、「Napa cabbage」と呼ばれるようになった、という説もあります。こちらの説は少数派のようです。

ポイント

「白菜」と特定して伝えたい場面では、「napa cabbage」を使おう!

青梗菜とパクチョイの英語表現

青梗菜 英語

青梗菜とパクチョイの見ためはよく似てますが、日本語の場合は、下記のように呼び分けます。

  • 青梗菜:茎が緑のもの
  • パクチョイ:茎が白いもの

ですが英語の場合、茎が緑の青梗菜も、茎が白いパクチョイも、全部ひとまとめにして下記のように呼びます。

青梗菜やパクチョイなど、タイサイ類を総称して、

  • bok choy(カタカナ読み:バクチョイ)
  • pak choi(カタカナ読み:パクチョイ)

「チョイ」のスペルは、「choy」と「choi」どちらも使えます。「パク」のスペルは、「pak」の他に「pac」も使えます。どちらを使っても、意味や発音に違いはありません。

メモ

アメリカ英語では、主にbok choyが使われ、イギリス英語では、pak choiが好まれる

青梗菜とパクチョイを【呼び分ける】英語表現

青梗菜とパクチョイ:英語での呼び分け

総称は便利だけど、ときには呼び分けが必要なときもありますよね。

下記に一例を紹介します。

「パクチョイ」の英語表現

  • white stem bok choy (pak choi)
  • true bok choy (pak choi)

「青梗菜」の英語表現

  • green stem bok choy (pak choi)
  • Shanghai bok choy (pak choi)

ただし、これといった決まった言い方があるわけではありません

呼びかたは人それぞれで多様化しています。

まあそもそも、中華料理やアジア料理でよくつかう食材です。

なので欧米人にしてみれば、茎が青かろうが白かろうが、別にどっちでもいいって感じなのかなと、私は結論づけました。

【番外編】オーストラリアでの青梗菜とパクチョイ

これはウィキペディアで知ったのですが、オーストラリアには青梗菜とパクチョイの決められた呼び方があります

参考https://en.wikipedia.org/wiki/Bok_choy

オーストラリアでは今まで、アジア系の葉野菜はみんなが好き勝手に呼んでいたそうです。

でもそれだと生産者や消費者が混乱するということで、政府の機関が呼び方を固定しました。

その呼び方のルールとは、

  • 白い茎のものは:buk choy
  • 緑の茎のものは:pak choy

となると「パクチョイ」と言ったとき、日本だと白い茎のパクチョイ、アメリカやイギリスだと白と緑の両方(&その他のタイサイ類の野菜)、オーストラリアでは緑の茎の青梗菜を指すことになりますね。

ややこしい...!

ただ私自身は在米のため、オースラリア現地の消費者レベルでどのくらい呼び方が浸透しているのか、という実際の肌感まではわかりません。。

英語における白菜、青梗菜、パクチョイの関係まとめ

白菜、青梗菜、パクチョイの英語表現

最後に今回の内容をまとめておきます。

まとめ!

  • 「Chinese cabbage」は、白菜だけでなく、青梗菜やパクチョイなどのタイサイ類もふくむ総称。
  • 白菜のみに使う英語表現:napa cabbage(米)
  • 青梗菜やパクチョイなどのタイサイ類の総称:bok choy(米)、pak choi(英)
  • 呼び分けたいときは、「white stem」や「green stem」などをつけて工夫する。呼び方は人それぞれ。
  • オーストラリアには専用の呼び方のルールがある(ウィキ情報)

ちなみに「asian greens アジアの葉野菜」と、もっとザックリひとまとめにされる事もあります。ですので、あまり個別の呼び分けにこだわらなくても良いのかもしれませんね。

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