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アボカドの種の英語表現:Seed、Pit、Stoneの違いを解説

2020年8月22日

アボカドの種
アボカドの種は英語で何ていうの?
seed、pit、stoneどれが正しいの?どう違うの?

という疑問を解決できる記事になっています。

私自身はじめて「pit」という単語を英語記事で見たときに、モヤモヤして色々調べた経験があります。

この記事では、「seed」「pit」「stone」の違いを例文をまじえながら説明していきます。

記事を読み終えると、アボカドの「種」の違いがクリアになり、適切な英語で表現できるようになります。

本記事では、seed、pit、stoneの持つ「種」以外の意味にはふれません

アボカドの「種」に使える英単語は3つ

アボカドの種に使える英単語は3つあります。

  • seed
  • pit(アメリカ英語)
  • stone(イギリス英語)

ときどき「アボカドの種には、seedじゃなくpit(stone)だ」と言われることがありますが、そんなことはありません。

実際に英語のブログを読んでいても、seedとpit(stone)どちらも使われています。

ただし若干使われる場面に傾向がありますので、下記にまとめます。

アボカドの種「seed」の使い方

「seed」は、種全般に使える単語なので、もちろんアボカドに使ってもOKです。

ただ感覚としては、下記のような場面で使われることがおおいです。

  • アボカドを植物として話している文脈(種の植え方や発芽方法など)
  • アボカドの種自体を可食部として話してる場合(種に含まれる栄養分の話など)

ガーデニング関連の英語記事や、Youtubeなどを見ていると、アボカドの種に「seed」が使われているのをよく見ます。

たとえばこんな場面!

Avocado seeds will germinate in 2-6 weeks.
(アボカドの種は、2〜6週間で発芽します)

How do you grow an avocado seed in water?
(どのようにアボガドの種を水栽培しますか?)

ぎゃくにレシピ記事などに出てくる、アボカドを切って種を取りのぞくような話のくだりでは、「seed」はあまり使われません。

アボカドの種「pit」の使い方

次に「pit」を見ていきましょう。

「seed」が種全般をさすのに対して、「pit」は、種のなかの一部の果実の種に限定で使用されるアメリカ英語です。

その一部の果実になる条件は、以下のふたつです。

  • 種が硬いカラにおおわれている
  • 1つの果実に、種は1つだけ

アボカド以外にも、マンゴー、桃、プルーン、さくらんぼ、オリーブの種などが、このチームに入ります。

ちなみに、このような果実の総称を英語で「drupe(カタカナ読み:ドゥループ)」といいます。日常会話でそんなに出てくる言葉ではありません。

私の夫(アメリカ人)は、「drupe?なにそれ?」と言ってました笑

名詞でつかう:a pit

「pit」を名詞としてつかうと、こんな感じです。

Next, remove the avocado pit with a knife.
(次にアボガドの種を包丁で取り除いてください)

Try this avocado pit remover! I'm sure you will love it!
(このアボカド種取り器使ってみて!絶対気にいるよ!)

How to grow an avocado tree from a pit
(アボカドの木を種から育てる方法)

動詞でつかう:to pit

「pit」は、「種をとる(取りのぞく)」という動詞としても使えます。

I will teach you how to pit an avocado.
(アボカドの種の取り方を教えるよ)

Can you pit avocados for me please? I am going to make a salad with them.
(アボカドの種取ってくれない?それ使ってサラダ作るから)

形容詞でつかう:pitted

「種を取りのぞいた○○」というように、形容詞としてもよく使われます。

  • 種を取ったアボカド:pitted avocados
  • 種抜きオリーブ:pitted olives
  • 種なしプルーン:pitted prunes

反対にたとえば商品のラベルに「unpitted」と表記されていれば、それは種有りです。

注意事項

「pitted」が使えるのは、pitがある果実だけです。

たとえば、種なしぶどう。ぶどうにpitはありませんので「pitted」は使えません。

そもそも種なしぶどうは、種を後からとったわけでなく、元々そういう種のない(少ない)品種なんですけどね。。

ちなみに、種なしぶどうの「種なし」には「seedless」が使われます。

アボカドの種「stone」の使い方

さいごに「stone」です。

「stone」は「pit」のイギリス英語バージョンです。

  • 名詞で:an avocado stone(アボカドの種)
  • 動詞で:to stone an avocado(アボカドの種を取り除く)
  • 形容詞で:stoned avocados(種を取ったアボカド)

詳しくは上記の「pit」の段落をお読みください。

補足

商品名や品種名に「pit」や「stone」が使われていることがあります。

それらは固有名詞です。イギリスだのアメリカだの気にしなくて大丈夫です。

東京にある食品会社が、商品名に関西弁をつかうこともありますよね。そういう感じです。

「種」の英語表現まとめ

最後にもう一度まとめておきます。

まとめ!

  • 「seed」は全ての種に使える大きなくくり。
  • そのなかの特定の種を、「pit」または「stone」と呼び、名詞、動詞、形容詞として使える。
  • 種の話においては、「pit」はアメリカ英語、「stone」はイギリス英語。

以上をおさえておけば、アボカドの「種」を適切に表現できますね!

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