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不織布ポットの魅力を解説!30個使って確信したメリットとデメリット

2020年5月30日

不織布ポット

こんにちは、マユミです。

不織布ポットって何がいいの?使いやすいの?

という疑問にお答えできる記事となっています。

はじめて不織布ポットをつかって以来すっかりファンになり、今では30個以上つかっている私が、「不織布ポットの何がどうよいのか」デメリットをふくめ、詳しく解説します。

使ってみようかな?と迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください!

【根の改善】不織布ポットで根が健康に

根の状態

不織布ポットを使う最大のメリットは、根のシステムが改善されることです。

なぜなら植物の健康のカギは「根」にあるからです。

植物は主に根から栄養を吸収します。そのため根が健康であれば、水分や栄養分の吸収率もよくなり、病気にも抵抗でき、結果植物が元気に育ちます。

不織布ポットでなぜ根が健康になるの?

これを説明するには、まず「プラスチックのポットで起こる根の問題」を知る必要があります。

プラスチックポットで起こる根の問題

プラスチックのポットを使うと、ポットの底で根がグルグルまきになります。

これは伸びた根がポットの内側の壁にぶつかり、進路がたたれ、ポットのなかでムリやり行き場を探そうとするからです。

根と根がからみあい、しめつけあい、その結果、水分や栄養分の吸収が満足にできなくなります。

このプラスチックポットでおこる問題が、不織布ポットではおこりません

え?でも不織布ポットだって、壁につき当たったら同じじゃないの?

と思われたかもしれません。

ポイントは不織布の「材質」にあります。

不織布は、繊維の間にスキマがたくさんあり、そこから空気が入ります。

そして根は空気にふれると、そこで成長を止めます

つまり、根がポットの内側の壁にぶつかって外の空気にふれたとき、そこで終わりとなり、代わりに新しい別の根を作ろうとします

それが繰り返されていくと、繊維状のフワフワの細い根がたくさん作られます。

ですので、プラスチックのポットの中のように、のび続けて太くなった根がお互いに圧迫しあうことなく、フレッシュで健康な根が作られつづけます。

ポイント!

根が健康だと、水分や栄養分の吸収率がよくなり、病気にも強く、植物がより元気に育つ

【通気性・排水性】不織布ポットの中はいつも快適

不織布ポットは、通気性と排水性がバツグンによいです。

それもそのはず。小さい穴(繊維の隙間)がいっぱいですからね。

日差しの強い夏でも、ポット内の熱を側面からのがして温度調整できるので、過熱によるダメージやストレスをおさえられます

また、ポット内の根の周辺に空気をしっかり取り込めるので、根にも、土のなかの微生物にとっても、呼吸しやすくよい環境がつくれます。

もし水をやり過ぎたとしても、側面と底面からこぼれますし、空気がとおるので水分が蒸発しやすく、根ぐさりがおきにくいです。

ココに注意

通気性・排水性のよさが逆に「デメリット」になることもあります。
●ジメジメした環境を好む植物と相性が悪い
●乾きやすいので、水やりの回数が増える

【多様性】いろいろ選べる不織布ポット

不織布ポット
不織布ポットは種類が多く使い勝手がよい点も大きな魅力です。

豊富なサイズ

不織布ポットはサイズが豊富なので、用途にあったサイズが見つかります。

メーカーにもよりますが、1ガロン(約3.8リットル)〜1000ガロンのものまであります。

花や野菜だけでなく、果物の木など、大きな植物も育てられますよ!

ちなみに私は、野菜類は3〜5ガロンのポット、ハーブ類には1〜3ガロンのポットを使っています。

形もいろいろ

基本は円柱タイプですが、中には正方形型や、レイズドベッド型(家庭用の子供のプールのような大きさ)、また根菜の成長が確認できる窓つきタイプもあります。

植えかえに便利な、側面がめくれるタイプ(巻きスカートのような感じ)もあります。

ココがおすすめ

寸胴体型なので、安定感がバツグンに良い。強風でもたおれません!

厚みの違い

メーカーによって、不織布ポットの生地の厚みが違います。

厚みのあるもの、薄いもの、どちらも使ってみましたが、特に大きなメリットデメリットは感じませんでした。

しいていえば、素材が薄く柔らかいポットは、淵を折り返して高さを調整できる点が良かったです。

色も豊富

定番は黒ですが、なかにはカラフルな色展開を発売しているメーカーもあります。

植物の色に合わせて選んでも楽しいと思います。たとえば、黄色のマリーゴールに赤いポットを組み合わせれば、とても華やかな印象になります。

色によって機能面での違いはありません。

熱や光の吸収率が違うのではないか?という検証を行った記事を読みましたが、結果に大差はなかったようです。

実際に私は、黒とベージュをおもに使っていますが、どちらかのポットが異様に熱いとか、そういった経験は今のところありません。

ココに注意

有機物が多い土を使っていて、水やりしたときに排水される水が茶色い場合、その色でポットが汚れます。気になる方は、濃い目の色を選ぶとよいと思います。

軽量で柔軟

不織布ポットはとても軽く、持ち運びに便利です。持ち手がついているものもあります。

また柔らかいので、使わないときは、小さく折りたたんで収納できます。

私は今までプランターの保管場所に困っていましたが、不織布ポットにして解決しました!

小さいサイズなら家庭用の小さな洗面台で洗えますので、アパートやマンションの方には大きなメリットかと思います。

くり返し使いボロボロになった際は、燃やせるゴミとして処分できる点もいいですね。(注意:地域によって異なる場合あり)

不織布ポット「メリット・デメリット」まとめ

最後にもう一度まとめておきます。

不織布ポットのメリット

  • 根が改善され、植物が元気にそだつ
  • 通気性と排水性がバツグンによい(ポット内の温度調整、根ぐさり予防)
  • 多種多様で目的や好みにあわせて選べる
  • 寸胴体型で強風でもたおれない
  • 持ち運びやすく、収納しやすい
  • くり返しつかったあとの、処分にも困らない

不織布ポットのデメリット

  • 乾きやすいので、水やりの回数が増える
  • 汚れが目立ちやすい

上記のデメリットを考慮しても、やっぱり不織布ポットはよいですね。メリットが最高すぎます。

いろいろな不織布ポットを試してみて、ぜひお気に入りを探してみてくださいね。

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