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生ゴミでぼかしコンポスト作り!室内でも失敗しないコツや手順を解説

2022年1月20日

こんにちは、マユミです。

室内やベランダで、ぼかしコンポストをやってみたい!

という方に向けています。

自宅で簡単にできる、ぼかしコンポスト。

密閉式で匂いがしないので、室内でも気軽にできますよね。

とはいえ、やり方をまちがえると、かなり悲惨になるのも事実です。

この記事では、室内で2年ぼかしコンポストをやってきた経験にもとづき、「失敗しないぼかしコンポストの手順やコツ」を解説します。

この記事を読めば、上手にぼかしコンポストが作れますよ!

容器のフタを閉めているときは無臭ですが、フタを開けたときは匂いはあります

生ゴミでつくる、ぼかしコンポストとは?

ぼかし肥料で生ゴミを発酵させ、発酵したものを土の中で堆肥化させる方法です。

メモ

ぼかし肥料とは、EM菌(乳酸菌や酵母などの有用な微生物群)と米ぬかなどを混ぜたものです。

家庭の生ゴミが、わずか1ヶ月半ほどで堆肥化します。

乳製品や食べ残しをふくむ、ほぼ全ての生ゴミをつかえる点が大きなメリットです。

室内やベランダでできるので、マンションで家庭菜園しているかたにもおすすめです。

生ゴミがコンポストに生まれかわる過程は、感動ものですよ!

ぼかしコンポストの手順(室内でのやり方)

必要なもの

まず下記のものを準備しましょう。

  • 生ゴミ
  • ぼかし肥料
  • 密閉容器バケツ
  • 落とし蓋(ポリ袋など)
  • 土(プランターで使い終わった古い土でOK)
  • 収納ボックス(衣装ケース)のような、プラスチックの大きな入れ物

ぼかし肥料

自作もできますが、市販のものをつかえば簡単です。

「生ゴミ発酵剤」などの名前で売られています。

乾燥させたタイプのものと、しっとりした(ぬか床のような)タイプがあります。どちらでもよいです。

密閉容器

密閉容器は2つあるとベストです。

ひとつ目の容器が発酵期間であけられないときに、もう片方の容器に生ゴミをためられるからです。

土と収納ボックス

畑がなく、室内やベランダでおこなうさいに必要です。

収納ボックスは密閉でなくてよいですが、フタがいります。段ボールをフタに使ってもOKです。

生ゴミの準備

生ゴミを貯めます。どんな生ゴミも使えます。

野菜クズはもちろん、コーヒーかす、卵のカラ、魚の骨、乳製品、食べ残しもOKです。

ただし、すでに腐っているものは使えません

失敗しないコツ

  • 生ゴミを細かくする
  • 生ゴミの水気をきる

生ゴミを細かくすると、ぼかし菌が生ゴミの内部まではいりやすく、発酵がうまくいきます。

大きい固まりは2cmくらいにカット、卵のカラもくだいて小さくするとベストです。

果物や野菜クズなど、無難な生ゴミからはじめてみてください。

密閉容器にいれる

まず容器の底にかるく「ぼかし」をまきます。

つづいて生ゴミを入れ(2cmくらいの高さ)、全体に行きわたるように「ぼかし」をふりかけます。

ぼかし→生ゴミ→ぼかし→生ゴミ→ぼかし、と交互にいれていきます。

ぼかしの量は、多すぎて困ることはありません

生ゴミをいれ終えたら、ポリ袋などで落とし蓋をします。

落とし蓋の上から生ゴミを押して、できるだけ空気をぬいてください。

失敗しないコツ

  • フタをあける回数は、なるべく少なく
  • 落とし蓋でしっかり空気をしめだす

料理するたびに密閉容器をあけるのではなく、生ゴミをためてからまとめて作業するとよいです。

空気にふれる頻度がへります。

多くても1日1回、私は生ゴミが少ないので4日に1回くらいです。

カットした生ゴミは、冷蔵庫にいれて腐らないようにしています。

発酵させる(2週間〜)

生ゴミが密閉容器いっぱいになったら(もしくは好みの量になったら)、フタをして密閉し発酵させます。

密閉容器は、日が当たらない暑すぎず寒すぎないところにおいてください。

発酵には最低でも2週間かかります。1ヶ月くらいおいてもかまいません。

生ゴミからでる水分が容器の底にたまるので、ときどき取りだします。

液体の抽出口をひらいたとき空気がはいってしまうので、容器のフタをしたまま上から押し、空気をぬいてから抽出口を閉じてください。

ちなみに、

「液体にはぼかし菌がはいっているため、キッチンや洗面所にながすと排水溝の洗浄になる。」

と、いわれています。

私自身は、効果を感じたことはないですが..

失敗しないコツ

  • フタがしっかり閉まっていることを確認
  • 発酵中はフタをあけない
  • 液体のチェックはたまにでよい

空気がはいると、発酵がうまくいきません

液体を取り出すときも空気が入ってしまうので、多くても3日に1回くらいにおさえましょう。

水分の少ない生ゴミばかりのときは、一滴もでないこともあります。

土に埋める

発酵がおわったら、密閉容器をあけ中身を土にうめます。

畑がない想定ですので、収納ボックス使いおわった古い土をつかいます。

やり方

  • 収納ボックスの底に、土をいれる(3分の1くらいの高さまで)
  • 密閉容器をあけ、発酵した生ゴミを全部いれる
  • 土で完全におおう
  • フタをする
  • そのまま1ヶ月くらい、何もせず放置する

発酵した生ゴミと土をかるく混ぜておくと、堆肥化しやすいです。

むずかしければ、ただ土にうめるだけでもOKです。

密閉容器をあけると...

  • 匂いがキツい
  • 見ために変化なし、生ゴミのまま
  • フタや容器の内側に、フワフワの白カビがついている

上記のような状態に、はじめは「失敗したかな?」とドキドキするかもしれませんが、全て正常です。

とくに「白カビ」は、ぼかし菌がうまく働いている成功のしるしです。

匂いがキツいので、とくにマンションのベランダでおこなう方は、フタをあけたら速攻で土にうめてください。

土にうめれば匂いは一瞬で消えますよ!

完成

1ヶ月くらいしたら、フタをあけて全体をかき混ぜてみてください。

全体的に生ゴミの形が無くなっていれば、完成です。

堆肥が混ざった栄養のある土のできあがりです。

卵のカラなど、多少形がのこってるものがあってもOKです。

もしでき上がった土が乾燥ぎみだったら、発酵した生ゴミの量にたいして土が多すぎたことになりますので、次回調整してみてください。

2回目以降は?

2回目からも、同じ収納ボックスに足していけばOKです。

「1回目の残り」→「2回目の発酵した生ゴミ」→「土をかける」という感じです。

ちなみに私は収納ボックス1つでは足りず、2つで回してます。

おまけ:密閉容器の洗い方

洗面所のシンクが小さくて、密閉容器が洗えない

という方もいるかと思います。

私はいつも、内側をペーパータオル(キッチンペーパー)でかるく拭いてから、ボウルにくんだ水を密閉容器に入れてゆすいでいます。

はじめて使ったあとは、プラスチックに匂いがしみこんで、洗ってるときもかなり匂うと思います。

ですが、2回目、3回目と回をかさねるごとに、(なぜか)匂いは減っていきますので、最初はがんばってみてください。

ちなみに使いおわった密閉容器は、またすぐ使うなら洗わなくてもOKです。私は自分の好みで、毎回洗っています。

生ゴミでぼかしコンポスト:まとめ

生ゴミを使った「ぼかしコンポスト」のやり方を紹介しました。

さいごに、ポイントを簡単にまとめておきます。

ポイントまとめ

  • 腐った生ゴミは使えない
  • 生ゴミは小さくカット
  • 密閉容器のフタはしっかり閉める、開ける回数は最小限に
  • 落とし蓋をつかう
  • 発酵中はフタを開けない
  • 白カビは成功のしるし、青カビ黒カビは失敗のしるし
  • キツい匂いは、土にうめれば消える

以上のポイントをおさえておけば、初めてでも上手くできますよ!

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