こんにちは、マユミです。

という方に向けています。
自宅で簡単にできる、ぼかしコンポスト。
密閉式で匂いがしないので、室内でも気軽にできますよね。
とはいえ、やり方をまちがえると、かなり悲惨になるのも事実です。
この記事では、室内で2年ぼかしコンポストをやってきた経験にもとづき、「失敗しないぼかしコンポストの手順やコツ」を解説します。
この記事を読めば、上手にぼかしコンポストが作れますよ!
容器のフタを閉めているときは無臭ですが、フタを開けたときは匂いはあります。
生ゴミでつくる、ぼかしコンポストとは?
ぼかし肥料で生ゴミを発酵させ、発酵したものを土の中で堆肥化させる方法です。
メモ
家庭の生ゴミが、わずか1ヶ月半ほどで堆肥化します。
乳製品や食べ残しをふくむ、ほぼ全ての生ゴミをつかえる点が大きなメリットです。
室内やベランダでできるので、マンションで家庭菜園しているかたにもおすすめです。

ぼかしコンポストの手順(室内でのやり方)
必要なもの
まず下記のものを準備しましょう。
- 生ゴミ
- ぼかし肥料
- 密閉容器バケツ
- 落とし蓋(ポリ袋など)
- 土(プランターで使い終わった古い土でOK)
- 収納ボックス(衣装ケース)のような、プラスチックの大きな入れ物
ぼかし肥料
自作もできますが、市販のものをつかえば簡単です。
「生ゴミ発酵剤」などの名前で売られています。
乾燥させたタイプのものと、しっとりした(ぬか床のような)タイプがあります。どちらでもよいです。
密閉容器
密閉容器は2つあるとベストです。
ひとつ目の容器が発酵期間であけられないときに、もう片方の容器に生ゴミをためられるからです。
土と収納ボックス
畑がなく、室内やベランダでおこなうさいに必要です。
収納ボックスは密閉でなくてよいですが、フタがいります。段ボールをフタに使ってもOKです。
生ゴミの準備
生ゴミを貯めます。どんな生ゴミも使えます。
野菜クズはもちろん、コーヒーかす、卵のカラ、魚の骨、乳製品、食べ残しもOKです。
ただし、すでに腐っているものは使えません。
失敗しないコツ
- 生ゴミを細かくする
- 生ゴミの水気をきる
生ゴミを細かくすると、ぼかし菌が生ゴミの内部まではいりやすく、発酵がうまくいきます。
大きい固まりは2cmくらいにカット、卵のカラもくだいて小さくするとベストです。

密閉容器にいれる
まず容器の底にかるく「ぼかし」をまきます。
つづいて生ゴミを入れ(2cmくらいの高さ)、全体に行きわたるように「ぼかし」をふりかけます。
ぼかし→生ゴミ→ぼかし→生ゴミ→ぼかし、と交互にいれていきます。


生ゴミをいれ終えたら、ポリ袋などで落とし蓋をします。
落とし蓋の上から生ゴミを押して、できるだけ空気をぬいてください。
失敗しないコツ
- フタをあける回数は、なるべく少なく
- 落とし蓋でしっかり空気をしめだす
料理するたびに密閉容器をあけるのではなく、生ゴミをためてからまとめて作業するとよいです。
空気にふれる頻度がへります。
多くても1日1回、私は生ゴミが少ないので4日に1回くらいです。

発酵させる(2週間〜)
生ゴミが密閉容器いっぱいになったら(もしくは好みの量になったら)、フタをして密閉し発酵させます。
密閉容器は、日が当たらない暑すぎず寒すぎないところにおいてください。
発酵には最低でも2週間かかります。1ヶ月くらいおいてもかまいません。
生ゴミからでる水分が容器の底にたまるので、ときどき取りだします。
液体の抽出口をひらいたとき空気がはいってしまうので、容器のフタをしたまま上から押し、空気をぬいてから抽出口を閉じてください。
ちなみに、
「液体にはぼかし菌がはいっているため、キッチンや洗面所にながすと排水溝の洗浄になる。」
と、いわれています。
私自身は、効果を感じたことはないですが..
失敗しないコツ
- フタがしっかり閉まっていることを確認
- 発酵中はフタをあけない
- 液体のチェックはたまにでよい
空気がはいると、発酵がうまくいきません。
液体を取り出すときも空気が入ってしまうので、多くても3日に1回くらいにおさえましょう。

土に埋める
発酵がおわったら、密閉容器をあけ中身を土にうめます。
畑がない想定ですので、収納ボックスと使いおわった古い土をつかいます。
やり方
- 収納ボックスの底に、土をいれる(3分の1くらいの高さまで)
- 密閉容器をあけ、発酵した生ゴミを全部いれる
- 土で完全におおう
- フタをする
- そのまま1ヶ月くらい、何もせず放置する
発酵した生ゴミと土をかるく混ぜておくと、堆肥化しやすいです。
むずかしければ、ただ土にうめるだけでもOKです。
密閉容器をあけると...
- 匂いがキツい
- 見ために変化なし、生ゴミのまま
- フタや容器の内側に、フワフワの白カビがついている
上記のような状態に、はじめは「失敗したかな?」とドキドキするかもしれませんが、全て正常です。
とくに「白カビ」は、ぼかし菌がうまく働いている成功のしるしです。
匂いがキツいので、とくにマンションのベランダでおこなう方は、フタをあけたら速攻で土にうめてください。

完成
1ヶ月くらいしたら、フタをあけて全体をかき混ぜてみてください。
全体的に生ゴミの形が無くなっていれば、完成です。
堆肥が混ざった栄養のある土のできあがりです。

もしでき上がった土が乾燥ぎみだったら、発酵した生ゴミの量にたいして土が多すぎたことになりますので、次回調整してみてください。
2回目以降は?
2回目からも、同じ収納ボックスに足していけばOKです。
「1回目の残り」→「2回目の発酵した生ゴミ」→「土をかける」という感じです。
ちなみに私は収納ボックス1つでは足りず、2つで回してます。
おまけ:密閉容器の洗い方

という方もいるかと思います。
私はいつも、内側をペーパータオル(キッチンペーパー)でかるく拭いてから、ボウルにくんだ水を密閉容器に入れてゆすいでいます。
はじめて使ったあとは、プラスチックに匂いがしみこんで、洗ってるときもかなり匂うと思います。
ですが、2回目、3回目と回をかさねるごとに、(なぜか)匂いは減っていきますので、最初はがんばってみてください。

生ゴミでぼかしコンポスト:まとめ
生ゴミを使った「ぼかしコンポスト」のやり方を紹介しました。
さいごに、ポイントを簡単にまとめておきます。
ポイントまとめ
- 腐った生ゴミは使えない
- 生ゴミは小さくカット
- 密閉容器のフタはしっかり閉める、開ける回数は最小限に
- 落とし蓋をつかう
- 発酵中はフタを開けない
- 白カビは成功のしるし、青カビ黒カビは失敗のしるし
- キツい匂いは、土にうめれば消える
以上のポイントをおさえておけば、初めてでも上手くできますよ!
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