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ライフスタイルで選ぼう!家庭の生ゴミを使った堆肥づくりの方法4つ

2020年7月24日

こんにちは、マユミです。

生ゴミを使った堆肥づくり、どんな方法があるの?

という方に向けています。

野菜づくりに重宝する堆肥(コンポスト)。

生ゴミを使って自分でつくれば、ゴミは減る、土は健康になる、野菜はよく育つ、とよい事づくしです。

「育てる→食べる→コンポスト→育てる→...」というサイクルがいいですよね。

この記事では、家庭でできる堆肥づくりの方法を4つ紹介します。

自分のライフスタイルに合わせて、やりやすい方法を選んでくださいね!

生ゴミを使った堆肥づくり:4選

「堆肥づくり」と一言でいっても、実際にはいろいろな方法があります。

今回は下記の4つにしぼって紹介します。

  • ホット コンポスティング:堆肥づくりの王道、屋外のみ
  • ミミズ コンポスティング:室内やベランダでもOK
  • EMぼかし コンポスティング:室内やベランダでもOK
  • 生ゴミ処理機:室内で手軽に

ホット コンポスティング

これが基本の堆肥づくりで、生ゴミなどの有機物を微生物が分解するしくみです。

微生物が有機物を分解するさいに、熱がでることから「ホット コンポスティング」とよばれます。

庭や畑がある方におすすめです。

コンポスト容器(または囲い)に、炭素と窒素の比率が、30:1になるように、炭素を多くふくむもの(枯葉、木くず、新聞紙など)と、窒素を多くふくむもの(野菜くず、卵の殻、茶葉、コーヒーかすなど)を、バランスよくいれていきます。

有機物の分解には、酸素、水分、炭素、窒素がかかせません。

そのため、水分が足りなければ水をまいたり、全体に酸素がいきわたるように、ときどき容器の中身をひっくり返す作業があります。

微生物がより活発に活動できるよう、容器のなかの環境をととのえることが大切です。

容器内の温度はどれくらい?

43〜65°Cくらいに保てればベストです。

ある程度ボリュームがないと、温度を保つことができません。(最低でも1立方メートル以上の容量がいる)

適切な温度が保てれば、熱で病原体や雑草の種を駆除できるメリットがあります。

温度が上がらないとどうなる?

容器内の温度が低くても、有機物質はいずれ分解され堆肥になります。

ただし時間がかかるので、異臭や虫には気をつけてください。

おすすめポイント

  • たくさんの量をいっきに処理できる
  • 熱によって病原体や雑草の種を駆除できる

注意点

  • 庭や畑などの屋外のスペースが必要
  • 場所をとる
  • 管理がめんどう、手間がかかる

手間を減らしたいかたは、回転式のコンポスト容器を検討してみてください。

ハンドルを回して容器を回転させるので、中身をひっくり返す作業が簡単かつ効率よくできますよ!

ミミズ コンポスティング

ミミズを介して生ゴミを分解する方法です。

容器の中に、ミミズのベッドになる落ち葉や刻んだ新聞紙などの紙類と、ミミズの餌になる生ゴミを入れミミズに食べさせます。

そしてミミズが排出した糞が堆肥となります

おすすめポイント

  • ミミズ任せで、手間がかからない
  • 見てて楽しい。ペットが増えた感覚。
  • 堆肥になった部分から、少しずつ使用できる
  • ランニングコストが不要

ミミズの買い足しは、基本的には不要です。ミミズの数は、ミミズが自分たちで調整するからです。

適切な量の餌を与えていれば2〜3ヶ月で倍数にふえますし、十分な餌がなければ子孫を残そうとはしません。(ミミズの寿命は4年ほどです)

注意点

  • 全ての生ゴミを使用できない

肉、乳製品、油分、調味料を使用して調理したものはミミズに与えられません。

また、柑橘類、玉ねぎ、ニンニクなどのミミズが苦手なものは、一度に少量しか与えられません。

イヤな匂いはでる?

ミミズが食べきれない量の生ゴミを与えてしまうと、ミミズが食べるスピードが追いつかず、生ゴミが腐りイヤな匂いがでます。

腐った生ゴミは、虫をよせつける原因にもなるので気をつけましょう。

ミミズが食べられる生ゴミの量は、体重の25〜50%ほどになります。たとえば、ミミズ500g(1000匹くらい)であれば、1日に125〜250gです。

ミミズは逃げないの?

ミミズは土の中のような、暗くて湿った場所が好きです。

適切なベットと適切な餌を与えておけば、ミミズが逃げることはほとんどないです。

ミミズは、楽天などで買えますよ!
写真が迫力あるので、ここにリンクは載せるのはひかえました..

EMぼかし コンポスティング

ぼかし肥料で生ゴミを発酵させ、発酵したものを土の中で堆肥化させる方法です。

室内やベランダでできるので、マンションのかたにもおすすめです。

メモ

ぼかし肥料とは、EM菌(乳酸菌や酵母などの有用な微生物群)と米糠などを混ぜたものです。

密閉容器の中に生ゴミとぼかし肥料を交互にいれ、容器がいっぱいになったら密閉し、2〜3週間かけて発酵させます。

生ゴミの発酵がおわったら、容器の中身を土にうめ堆肥化させます。

畑に直接うめてもよいですし、マンションにお住まいの方は、フタ付きの大きめの収納ケースに土を入れて使えばOKです。

1ヶ月もすれば発酵した生ゴミは、跡形もなくなりますよ!

おすすめポイント

  • 密閉容器なので、(閉じてるときは)匂いがしない
  • さほど場所を取らない
  • 室内でできる
  • どんな生ゴミも使用できる
  • 短期間で堆肥がつくれる(1ヶ月半〜2ヶ月くらい)

乳製品、魚、肉、食べ残し(調理済みのもの)ふくめ、たいていの生ゴミを使えます。

ただし、骨などのかたいものは、堆肥化するまで長い時間がかかります。

注意点

  • 発酵が終わって容器を開けたときの匂いがキツイ
  • ぼかし肥料は消耗品、買う(もしくは作る)必要がある

合わせて読みたい

生ゴミでぼかしコンポスト作り!室内でも失敗しないコツや手順を解説

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生ゴミ処理機

生ゴミ処理機には、いろいろなタイプのものがあります。

「堆肥化」までするものもあれば、単純に生ゴミを「乾燥して砕く」だけのものもあります。

乾燥させるタイプのものは、できあがったものを肥料のように土にあたえ、土の中でゆっくり分解される(堆肥化する)仕組みです。

室内で手軽に堆肥づくりをしたい人に、おすすめの方法です。

おすすめポイント

  • とにかく簡単でラク
  • 場所を取らない
  • 室内でできる
  • 失敗して異臭や虫がでることがない

注意点

  • 初期費用が高い
  • 生ゴミの量が多ければ多いほど、電気代がかかる

乾燥タイプはこういうのです。↓↓

生ゴミを使った堆肥づくり:まとめ

生ゴミを使って堆肥をつくる方法を、4つとりあげて紹介しました。

初めはめんどうかもしれませんが、慣れてしまえば生活の一部になります。

自分で堆肥がつくれると、ガーデニングがよりいっそう楽しめますよ!

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