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プランターのコバエ駆除!実際に効果のあった方法です【殺虫剤なし】

2020年7月29日

こんにちは、マユミです。

プランターのコバエを何とかしてしたい!
殺虫剤を使わずにコバエを駆除したい。

というお悩みをお持ちの方の、お役に立てる記事になっています。

実際に私もコバエにさんざん悩まされ、いろいろな方法を試したなかで、最終的によかった方法をお伝えします。

記事の前半では、コバエについて、後半では、具体的な駆除方法や、事前予防についてまとめています。

この記事を読むと、植物に害ない方法で、コバエにサヨナラできますよ!

プランターのコバエ駆除、まずは敵は知る

「コバエ」といっても、いろいろなコバエがいます。

今回とり扱うのは、家庭菜園などのプランターによくあらわれる「クロバネキノコバエ」です。

クロバネキノコバエの特徴

見た目は、蚊を極小サイズにしたようなものです。

クロバネキノコバエは、極小の蚊のような見た目で、有機物を多くふくんだ土と、湿った土が大好きです。

土の表面を歩いていたり、プランターのフチなどに止まっていることが多いです。

水やりのときや、プランターを持ち上げたときに、フワッとプランターから大量のコバエが出てきて、ギョッとした経験がないでしょうか。

問題点

  • 病気を持っている場合がある
  • 土の中に目ぼしい栄養がなくなると、根を餌にする

これらの問題により、植物がしおれたり、葉が黄色くなったり、最悪枯れてしまいます。

とくに発芽してまもない苗は、まだ弱いためダメージを受けやすいです。

クロバネキノコバエの、ライフサイクル

コバエのライフサイクル

クロバネキノコバエの生涯は、1ヶ月程度です。

成虫(みなさんが目にしているコバエの状態)になってからは、わずか1週間そこそこで人生を終えます。

そして驚くことに、その短い成虫ライフの間に、約300前後の卵をのこします

もちろん全ての卵が成虫まで生き残りはしませんが、とはいえ、すごい数です。

ですので、目にみえる成虫コバエだけでなく、土の中に潜んでいる卵や幼生を同時に対処することが重要です。

ポイント

コバエとの戦いを最速で終わらせるには、ライフサイクルを断ち切るべし!

コバエの「成虫」の駆除

ときどきコバエに気づく程度:ガムテープで駆除

コバエの数がまだ少なく、プランターの周りでときどき数匹見かけるくらいであれば、ガムテープなどでペタペタと捕まえておけば大丈夫です。

そんな面倒なこと、いちいちやってられないよ

という方は、つぎに紹介するコバエ取り作戦でいきましょう。

事前予防〜そこそこ発生:コバエ取りで駆除

そこそこコバエが発生している場合は、コバエ取りを仕かけるのがよいです。

事前予防としても役立ちます

あらかじめ仕かけてくと、コバエが早期発見でき、手遅れになりません。

黄色のトラップ

明るい黄色を好むクロバネキノコバエの特性を利用したコバエ取りです。

簡単にいうと、粘着剤のついた黄色い紙です。

「黄色」という色に魅かれてコバエがよってきて、ベタベタした粘着部分にくっついて動けなくなる、という単純な仕掛けです。

ポイント

色をおとりに使うので、匂い成分や薬剤がいらない。有機菜園でも使える。

自作もできる!

作り方

  1. 明るい黄色の厚紙に、スティック(竹串など)を貼りつける。
  2. 黄色の紙の部分に、超強力な粘着テープ、または油分が多いベタベタしたもの(ヴァセリンなど)をたっぷり塗る。
  3. 土に挿しておく。またはプランターにのせておく。

粘着が弱いとコバエが捕獲できないので、強力なものを使ってください。

ポイント

てんとう虫や蝶などが間違えてくっつかないよう、黄色のトラップは、土の表面近くに仕かける。

コバエの「卵や幼生」の駆除

すでに大量のコバエが発生している場合は、成虫だけでなく、土のなかの卵や幼生の駆除が必要です。

いろいろなやり方がありますが、今回ご紹介するのは、過酸化水素(オキシドール )を使う方法です。

おすすめポイント

  • 土のなかの卵、幼生、さなぎ、成虫が駆除できる
  • 過酸化水素の溶液は、水と酸素の分子に分解されるため、植物に害はない
  • 過酸化水素には、傷んだ根を修復する効果もある

注意点

コバエだけでなく、土中の有用な微生物まで失うリスクがあるので、「最後の手段」に使ってください。(過酸化水素にかぎらず、その他の駆除方法にも同じことがいえます)

過酸化水素で駆除

用意するもの:濃度3%くらいの過酸化水素(オキシドール)、水

やり方

  1. 濃度3%の過酸化水素を4倍の水でうすめる。
  2. できた溶液を、水やりをするときの水代わりに使う。
  3. いつもの水やりと同じように、排水穴から水が流れてOK。
  4. 溶液にふれた卵、幼生、さなぎ、成虫が死亡。
  5. 週に1回くらいのペースで何度かおこない、様子をみる。

溶液をかけると、はじめの数秒は、土の表面がブクブクと泡だちます。

一瞬で全滅、というようなものではありません。

生きのびた成虫が、また新たな卵を残している場合があるので、何回かおこなうと効果的です。

コバエの「新たな卵」の対策

土の表面をかわかす

水やりと水やりの間を長めにとり、土の表面(5cmくらいの深さまで)を、完全にかわかしてください。

土が乾燥していれば、コバエは卵を産もうとしません

ただしこれは、あくまで「新たな卵を防ぐ」方法です。

土をかわかしても、すでにある卵は駆除できません。冬眠のような状態になるだけで、土がしめった状態になれば、また成長を再開します。

土の表面を砂にする

表面から2cmくらいの土を砂にすれば、「新たな卵」対策になります。砂は水はけがよく、かわきやすいからです。

注意点として、肥料や堆肥を追加するときに、砂をどけなければならない点がやっかいです。

コバエ取りを設置する

土の表面をあまりかわかしたくない場合は、たくさんのコバエ取りを設置しておきましょう。

コバエの駆除まとめ

最後にもう一度ポイントをまとめておきます。

まとめ!

  • 成虫コバエだけでなく、土のなかの卵や幼生を駆除してライフサイクルを断ち切ること。
  • 成虫駆除には、コバエ取り(黄色のトラップ)、卵や幼生には過酸化水素がおすすめ。
  • 土の表面を乾かす+コバエ取り設置で、新たな卵を防ごう。

一時期コバエで溢れていた私のプランターは、上記対策により、今ではすっかり落ち着きました。

試してみる価値ありですよ!

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